シロアリ+腐朽菌? [古民家]
使っていない(畳が落ちて使えない)部屋の掃除も一段落し、敷いてあるフカフカの畳を一枚めくってみると、・・当然のごとく床板はボロボロでした。 簡単に手で折れるほどスカスカになった板を剥がし、床下を見ると意外に近く(床が低く)、木くずが散乱していました。 ボロボロの板をよく見てみると一部に白いカビのようなものが付いていました。・・これが噂に聞いた「腐朽(ふきゅう)菌」というものでしょうか?・・。
ここのすぐ隣は、元台所と元トイレ及び元洗面所であり、菌の繁殖に必要な湿度は十分にあったものと思われ、さらにこの部屋は他の部屋よりも床面が低くなっており、それにより床下空間が狭く地面からの湿気を吸いやすい環境となっています。 それ以前に、白アリにかじられていたのかどうかは分かりませんが、床下の換気が不足していたことには間違いないようです・・。
この部屋の畳は畑の脇に積んでいずれは肥やしとなる予定ですが、大工さんのお話によると一部壊す予定の壁(土壁)も畑の土として使えるのだとか。昔の家は壊しても捨てるもの(ゴミ)がほんとうに少ないんですね・・。数年前、蔵を掃除していたときに「昔の人は物を捨てない・・」とつくづく思いましたが、もっと昔は「捨てるものが無く、自然に循環型生活?」が成り立っていたんだろうなぁ・・とシミジミ思うのでありました。 そして、次回の粗大ごみに出す予定の使えなくなった(大量生産消費型)タンスを眺め・・、ゴミになるものは買わないようにしようと心に誓う古民家の日々でございます。
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写真を拝見するかぎり、おっしゃるようにシロアリ+腐朽菌が原因だと思います。でも、土台とか構造材は意外と大丈夫だった
のではないですか?
床板とか垂木は柔らかいのでシロアリ+腐朽菌には弱いですよね。最近食べられたものではないような印象も受けますが・・。
とにかくお疲れさまでした。大変でしたね。
by toyo (2009-05-01 13:27)
>toyoさん
やはり、そうですか。確かに、床板と比較すると柱などのキズは浅く強度も保っているようです。柔らかい木をカジリ終え、白アリ一家は引っ越したんですね・・。
ありがとうございました。
by いとまたろう (2009-05-02 09:05)