一目で気に入ったという「背負い篭」は蔵の中から発掘した嫁様のマイお宝であります。

上の縁部分は針金で補強されていましたが、その他の部分はしっかりとしておりまだまだ頑張ってくれそうです。竹で編んだカゴはとても丈夫で、日々嫁様が”草むしりの友”として愛用しているカゴ(下の写真)も同様に蔵の中から発見した物でしたが、これは実に80年以上も前の物だということが最近判明しました。

篭の脇には蚕用と書かれているのですが、近所のおじ様(師匠)曰く「少なくとも80年前にはすでにわが家の祖先は養蚕をやめていた」とのことでした。 ”昔の人は物を大事にする”と思っていましたが、”昔の物は長持ちする”ということなのかもしれません。篭から家にいたるまで、長く使えるしっかりとした物を作るため各分野に職人がいたひと昔前?は、道具も家もできる限り直して使いゴミも限りなく少なく、ごく普通にエコな日々を送っていように思います。

わが古民家がお世話になっている大工さんには「この家はまだまだ大丈夫です。」といつも言っていただきます。そして「”ついで”ですから!」と毎回あちらこちら修理してくれるのですが、そんな”ついで”の修理代は受け取ってくれたことがありません・・。工事の請求金額を見ても、儲けがあるのかなぁ?・・と心配してしまうほどなのですが仕事の手を抜くなどということはもちろん一切無く、毎回その仕上がりに感心してしまいます。

長持ちのエ古民家、そして素晴らしい大工さん、そしてこの家を残してくれたご先祖様に感謝!の日々でございます。

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