「昭和 台所なつかし図鑑」(小泉和子 コロナブックス-平凡社刊)で見つけた、心和む2枚の写真。

大盛りご飯が並んだちゃぶ台を前にとても嬉しそうな子供達が正坐でニッコりの一枚(昭和21年)。写真を撮りに来る!ということで御馳走をこしらえたのだろうと思われますが、誰よりもうれしそうな(なすび似の)父ちゃんの笑顔が特に印象的です。後ろに見える継ぎはぎの襖紙はヤンチャそうな次男坊が破いたのかな?・・。それにしても、子供たちの前髪が気持よく揃ってますね(笑)・・。



こちらも父ちゃん(若旦那)が実にいい表情の食事風景(昭和28年)。御膳の脇に一升瓶を構えてニコニコです。真中に置かれた大きな2つの鍋は煮物と汁物なのかな?・・。農家との解説ですが、わが家の昔はこんな感じだったのかなぁ・・と感じました。蔵から出てきたお膳と鉄鍋を使って、茶の間で食事すればすぐにこの雰囲気になりますね。

毎日生活していると特に意識しない古い家ですが、現代住宅に暮らす友人たちが遊びに来ると玄関を入った時から昭和にタイムスリップなんでしょうね。