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座敷わらしの出る古民家 [古民家]

わが家には、親戚・友人・友人の友人等々ほんとうに沢山のお客様が遊びに来てくれました。
そんな方々を怖がらせないように?あまり口に出していませんでしたが、実はわが家には座敷わらしが居らっしゃいました。 とは言ってもその姿をこの目で見たわけでは無いのですが、座敷わらしの”イタズラ”と思われる出来事を何度も経験したのです。

最初に”ん?”と感じた出来事は、3歳になる親戚の子供が廊下で遊んでいるとき玄関の方を指さして「お兄ちゃん!」と言いました。お客さんかと思い、振りみて見ると誰もいません。玄関を開けて外に出て見てもその姿は見当たりませんでした。 子供には”見える”何てことをよく言いますので、ソレだったのかなぁと後になって思いました。

その後も不思議なというか、正直ちょっとビビってしまう出来事もいくつか続いて起こりました。
”不思議”を確信したのはその少し後に起きた出来事で、玄関に置いていた「子ども用の乗用自動車」の電池で鳴るクラクションが夜中に鳴り出し止まらなくなったのです。それも、配線がおかしくなったとかで鳴り続けるのではなく、”ピッピッピ!”と鳴った後少ししてから”ピピピ!” ”ピッピ!”といった具合にまるで子供が遊んでいるかのように・・。 その音で目を覚ました嫁様と二人布団の中で協議し、わたしがパジャマのまま外へ行きペンチで配線をカットし一件落着したのでした・・。

電池で音が鳴るタイプのおもちゃは、その後結構な種類が鳴り響き・・決まって夜中に電池を外す羽目になりました (ー△ー;。 最初の自動車をはじめ、イタズラするオモチャの種類から察するに男の子、又はヤンチャな女の子だったのかなぁ・・。
奥の部屋などで黙々と片付け作業をしていると、すぐ脇に子供サイズの気配を感じることはよくありました。 そのときは”またか”という感じで不思議に怖くありません。何をしているのか気になって、覗きに来たんでしょうね。 
その昔ご先祖様が産婆をやっていたので、ごく自然に座敷わらしが居たのかもしれません。解体間近の家の中を歩いていても、もう何の気配も感じることはありません。次はどの家にイタズラしに行ったんでしょう・・。


それにしても、この家に引っ越した時には予想もしなかった福島原発の放射能漏れ事故・・。今さら何を言っても元には戻りませんので、せめてもの願いは小泉元首相もおっしゃる『原発ゼロ社会』の実現です。


145年という我が家の長い歴史の中ではごく短い年月ですが、この家に暮らす事が出来たことは幸せだったと思います。 残念な最後をむかえることになってしまいましたが、この家を残し維持してしてくれたご先祖様と両親、そして親身になって修理手助けしてくれた大工さん、様々な知恵を教えてくれた隣のおじいちゃん、庭木の剪定を手伝ってくれた親戚のおじちゃんや遊びに来てくれた沢山のみんなのおかげで本当に貴重な素晴らしい時間を過ごす事ができました。
本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。


※この記事を書いている途中、パソコンが突然イカれて見たことのない宇宙のような画面になりました・・。診断再起動で復活しましたが、座敷わらしの最後のイタズラだったんでしょうかね・・
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