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45年前のブログ [古民家]

私の仕事部屋は、元々爺様の書斎だった所です。入居掃除の際、書棚にあった多くの古本?は一応プラケースに入れて保管していました。久々に日干しでもと思い、ケースから取り出し眺めていると綺麗な装丁の1冊が目に止まりました。著者は...我が爺様・・・。自費にて、ごく少数出版された(らしい)そのエッセイ的その内容は、まさに私が日々綴っているこのブログそのものでありました・・。

その中の一文。題名は「ぱっち」。
『東京ではめんこというものを、私達はぱっちと呼んでいた。これも音から来た呼び名であろう。ぱっちの表面には、鎧兜の武者絵や礼装の陸海軍大将などが画いてあった。地上に伏せた相手のものにたたきつける拍子に、そのあおりで、裏返したり、その下に差し込んで勝負を争う方法などがあった。千軍万馬の間を往来し、表の絵も判然しないようなものが珍重され、たやすく裏返しにされないように、表面に鑞を塗って重みをつけるようなこともしたものであった。私は叔母から買ってもらった、直径五寸ほどの立派なものを持っていたが、これは実戦には使わなかった。』
(原文より引用)
ito-20080410a.jpg
つい先日「スーパーカーのめんこ」について綴ったばかりですが、陸軍大佐がスーパーカーに変わっただけで・・、この他にもやっている事や書いているテーマは限りなく似ておりました・・・。この家やご先祖様にまつわるエピソードなど、様々な事実が明らかになり、これまで以上にこの古い家に親しみがわいてきました。 爺様がこの時代に生きていたら、日々パソコンに向かいせっせとブログ更新していたことだろうなぁ・・。というか、今の私に乗り移っているような・・(ー_ー;

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toyo

ぱっち・・・なつかしい響きです。
私たちのほうでも、めんこというよりぱっちと言っていましたよ。
買ったばかりの新しいぱっちを負けて取られてしまったときの悔しさったらなかったです。ああ~ほんとに懐かしいことばです。
by toyo (2008-04-10 19:59) 

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