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ほりビシン [ハクビシン(白鼻芯)]

第三次ハクビシン紛争が勃発してしまった古民家の日々・・。

今思えば、第一次は”ハクビシンの住む古民家”に何も知らずに引っ越してきた”わが一家”・・と言っても過言ではない状態でした。とりあえず、大工さんにハクビシンの入り口と成りうるすべての隙間を埋めてもらい一件落着・・。する訳は無く・・、次から次へと入口を開拓する猛者たちを屋根に登らせないよう、第二次バトルではすべての雨樋(縦樋)とよじ登る可能性のある柱などにトゲトゲの「キャットカット」を取り付け、これで完全に勝利したかに思えました。

ところが、そんな事で諦める奴らではありませんでした。
夜な夜なトンネルを掘り進む脱獄兵の如く・・縁側下を塞いでいた板の下を潜りぬける穴(侵入口)を拵えていたのでした・・。そのうちの1か所は前々回のブログでUPしたとおり、キャットカットを敷いて様子を見ておりますが特に変化は無く・・、そんな状況の中縁側下をさらに点検すると、別の場所に更に大きな穴が掘られているのを発見したのであります。
それが下の写真ですが、土台の巨石脇を掘り進みながら基礎砂利?や掘削の際に出てきたデカイ石まで余裕で脇に避けています[ふらふら](一見穴が無いように見せるカモフラージュ?・・)。
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それにしても、ここは南側で乾燥しており土も固く締まっているのですが・・、よく掘ったものです。ちょっと前まで、縁側前のプチ菜園を掘られて困りましたが、そんな柔らかい土を日々掘っているうち掘削の魅力に取りつかれ?、地下からの侵入に至ったのか・・。そしていつも思うのは、ここまでしても入り込みたいハクビシン的わが古民家の魅力って何なんでしょう・・。やはり、そこかしこから薫る(彼らの)ご先祖様が残したマーキング・オーラでしょうか・・。

実はこの穴を発見する直前、台所の冷蔵庫裏にある(らしい)壁と壁の隙間をハクビシンが登れないように床下で塞ぐことはできないかと大工さんに相談しておりました。台所の床には管理口がないため、そこへ行くにはハクビシン同様・・床下を進むしかありません。床下への”人間専用”入口は茶の間にあり、畳を上げると床板が外せるようになっています。
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しかし、残念ながら土台の部材などが進路を遮り、この場所から台所の下へは(ハクビシン以外・・)進めないことが判明[もうやだ~(悲しい顔)]。 となれば、侵入口となる縁側下の穴を塞ぐしかないということで、穴を埋めて手前の地面をモルタルなどでかためて掘れないようにするのが良いのでは?ということに。今回は緊急対策として、発見した穴に砂利を目いっぱい押し込みその上にキャットカットを敷き、またしばらく様子をうかがうことになりました。
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登頂対策を施す前は、普通のネコも登っていたわが家の屋根・・。てっぺんにある小さな屋根の煙だしは、囲炉裏のない現在では実際必要ないのですが、第一次ハクビシン対策の際にもその隙間を全部板で塞がず内側から金網をはり、現在でも換気口としての役割を担っています。
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先日屋根裏へ上がった際、煙だしの壁板に少し大きめの節穴があるのを確認しました。出て行くことは可能な位置だったので屋根裏の何処かへ潜んでいる(かもしれない)ハクビシンがそこから出て行ってくれることを切願っております・・。


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